年末年始でアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ(5895m)に登って来ました。
年越しを山中で迎え、山頂から初日の出を拝もう!と言う夢のある企画です。
登山道はタンザニア側からとケニア側で大きく7ルートあり、
その中で最もポピュラーなマラングルートで登ります。
今回ソロは難しいと判断し、事前にこれ系に特化している
アドベンチャーガイズさん主催のツアーに申し込みを済ませておきました。
参加にあたり登山者健診の診断書が必要なため受診し、
高山病に効果があると言われているダイアモックスも処方して貰いました。
以下、今回用に新調したギヤ達です。
モンベルアルパインダウンハガー800の0番です。
写ってませんがイグニスダウン(白)もアウターダウンとして買いました。
マラングルートは山小屋があって、寝具が無いと言う環境のため、
寝袋を持参する必要があります。
マムートのインナーダウンとハードシェルです。
テムレス黒02番です。
ドローコードが付きました。
極地用の極厚ウールソックスです。
80ℓのダッフルバックです。
ある程度の荷物をポーターが運んでくれるとの事でした。
出発まで全然時間が無くて、出国当日に米ドルを入手しました。
横浜から成田空港までバスで移動しました。
成田空港の団体カウンターで今回の同行者たちと初顔合わせを行いました。
ガイド1名と客5名と言う構成で、Iガイド(男性/東京都)、
Uさん(男性/愛媛県)、Mさん(男性/埼玉県)、
Kさん(女性/富山県)、Yさん(女性/富山県)と私で、
KさんとYさんは友人となります。
直行便は無いのでカタールのドーハで乗り継ぎを行います。
席はメンバーとは現地までバラバラでした。
アメニティ付き。
機内食1。
機内食2。
ライオンキング実写版を見て予習しました(笑)
結局、帰国後にDVDもポチってしまいました^^;
カタールに到着。
今回は行き帰りともすべてカタール航空さんでした。
金色の巨大なテディーベアがいました。
BMWが免税で売られていました。
バーガーキングでパテトリプルのが売られていました。
これは日本では売ってないですね🍔
空港内でトゥモローランドで出てくるような
近未来的な列車に乗りました。
アラビア語は右から読むんですね←
機内食3。
おやつ。
こんなルートでした。
途中大揺れ箇所がありましたが、いつもだそうです。
タンザニアのキリマンジャロ国際空港に到着。
そう言えばアフリカ初上陸ですね✈
ちゃんとしたジェット機で現地まで行けました。
気温は33度でした💦
入国を済ませ建屋を出ると現地ガイドが車で
迎えに来てくれていました。
牛やヤギが放し飼いにされていました。
本日のモシの町のお宿に到着。
治安の問題上、出歩きは厳禁だそうです。
ホテル内はこんな感じ。
選べたので私は一人部屋を選択しました。
自由に入れるプールもありました。
欧米人や現地人が夜な夜な入ってました。
下の庭で現地ガイドを交えて打ち合わせが行われました。
非常に分かり易い英語でしたのでほぼ理解できました。
ホテルの食堂で6名で夕食を食べました。
高度順応のため翌日以降はアルコールは厳禁だそうです🍻
野菜サラダを3皿オーダー。
ピザを5枚オーダーしそれぞれシェアしました。
この後、最終日の昼まで全ての食事を6名で行う事になります。
特にいざこざも無く、和気あいあいと言った感じでした。
目覚めるとキリマンジャロが姿を現しました。
思ったより雪山ですね。
この国も25日でクリスマスが終わらないタイプですね。
朝食はビュッフェスタイルでした。
シリアルと豆の煮たもの。
バナナ焼きとオムレツ。
日本人ガイドのIさんからゼリーを頂きました。
Iさんからはこの後も日本食をたびたび提供して頂きました。
荷物をまとめて車で出発しました。
町は99.99%黒人で不思議な感じでした。
客のUさんが郵便局に立ち寄りました。
現地のギヤのレンタルショップに立ち寄りました。
所狭しと寝袋などが並んでいました。
みな思ったより綺麗な状態でした。
ここで全部レンタルでも行けなくも無いと思いました。
メンバーはアイゼンなどを借りていました。
私は持参していたので特に何も借りませんでした。
車で1時間ほど走り、マラングゲートの駐車場に
到着しました。
ミネラルウォーターを一人3ℓずつ配布されました。
国立公園内にペットボトルの持ち込みは禁止されているため、
持参の水筒などに移し替える必要があります。
ランチボックスが配られました。
今後、昼食はほぼこれとなります。
レセプションで入山届を提出します。
基本的に手続きは日本人ガイドのIさんが行ってくれます。
凄い人ですね~。
マラングゲートを越えて入山となります。
ジャングルの森の中を進みます。
断続的に雨が降り続けました。
幾つか目の橋を渡った先にトイレ付きの休憩所がありました。
雨が凌げるのもポイント高いですね。
お昼に残っていたビスケットを食べました。
滝がありました。
初日の目的地であるマンダラハットに到着しました。
ケニア隊がギャーギャーと獣のように騒いでいました😅
レセプションには新年を祝う横断幕がありました。
この標識も各所にありました。
建物の屋根だけにベッドが4つある所がこの日のお宿でした。
物を乾かすスペースも無く、雨風を凌げるだけと言った感じでした。
いちおう、明かりも付きました。
雨が上がったかと思うと、あっという間に日が暮れました。
夕食は別の建屋で他のお客らと一緒に食べて速攻で寝ました。
おはようございます。
デニスがお茶や食事を持って来てくれます。
朝はまずおかゆが出てきました。
おかゆはスープに含まれるようです。
Iさんが塩昆布を提供して下さいました。
ほかに味ぽんやしょう油もあり助かりました。
その後、洋食セットが出て来ます。
順番おかしくない?とはだれもつっこまず(笑)
出て来た物をもくもくと頂きます。
まぁ、普通に食べられます。
出発時や就寝前に希望者にはお湯を入れてくれます。
私は試しに出発前にモンベル製ナルゲンにお湯を入れて頂き、
どのくらい温度が下がらないか?実験してみる事にしました。
この日のランチボックス。
下に隠れていますが、鶏肉がなかなかおいしい。
8時過ぎに出発。
とりあえず雨は止んでいました。
サルでは無い何らかの動物がいました。
象の鼻に似たお花です。
道中で何度も現地人が流し、
歌っていたキリマンジャロソングです。
今の所、日本の山とそんなに変わらんです。
この後再び断続的な雨となりました。
首が白い大きめのカラスが要所要所にいました。
メインガイドのアルフレッドの時計と私ののモデルが
かぶっていたので聞くと彼のはパチ物で5ドルだそうです。
交換してくれと言われたので頑なにお断りしました(笑)
トイレ付きの休憩所でランチタイム。
私は荷物を軽くしたいのもあり、ひとつ前のポイントで
あらかた食べてしまい、ビスケットだけ食べると言う
パターンが多かったです。
それっぽいジャイアント何とか。。
日本に無いか?
こんなのも見ないかも・・。
本日のお宿となるホロンボハットに到着。
私含めてみな嬉しそう。
基本ずっと雨なんですもん。
今回は部屋の中で食事が食べられるタイプでした。
ティータイムに味噌汁を飲んでいます。
ちなみにナルゲンのお湯は3時間程度で水になりました。
雨が止み、キリマンジャロが姿を現しました。
宿の外観。
トイレもすぐの所にありました。
夕食のスープ。
メインはパスタでした。
牛肉も入ってました。
翌朝はマウエンジ峰が綺麗に見えました。
朝のキリマンジャロ。
雲海です。
こちら標高3700mとなります。
日が昇ります。
朝食のスープはおかゆに近いちょっと甘い味でした。
塩昆布やしょう油、お茶漬けの元を入れる方もいました。
メインの洋食。
この日は高度順応の為に500mほど高い所まで行って
戻って来ると言う行程です。
現地ガイドらは順応の必要はありません。
ハクナマタタを地で行く方々です。
ジャイアント何たらが群生していました。
何らかの動物の骨。
ゼブラロックと言う名勝に到着しました。
岩が白黒の縞模様になっています。
ガイドらとともに。
リアルゼブラはいませんか?と
ジョークをかましときました(笑)
もう少し上がってキリマンジャロが良く見える尾根
まで来てこの日は折り返しとなります。
この日の昼は宿でとなるので、
持参した行動食がついに日の目を見る事に。
この日は山専にお湯を入れて持って来ました。
AG経由の個人手配で入山していた日本人3人組とは
要所要所でお会いしました。
ホロンボハットに戻って来ました。
昼食の野菜スープです。
焼いていないピザとフライドポテトです。
ピザは斬新でとても良かったです。
ポテトも美味しい。
午後はフリータイムでした。
私はパッキングをし直したり散歩したりしていました。
女性陣はテラスで花札をやっていました。
他の日本人チームも到着し、にぎやかな感じでした。
そうこうしているうちに夕食です。
ピラフに鶏肉に味付け野菜と言った感じです。
体調を崩して全く食べられないメンバーも
ちらほらいました。
日が昇ります。
前日と同じちょっと甘い穀物のスープ。
朝食も安定のメニュー。
ランチボックスは揚げパンがニューフェイス。
この日は朝から快晴でテンションも上がります。
ガイドのIさんはメンバーを気遣います。
Iさんは10代でエベレストに登頂するなど、
登山界のサラブレットと言ったお方でした。
ヘリポートとラストウォーターポイントが見えました。
トイレ付きのこちらでランチタイム。
今年の干支のネズミがチューチューとおこぼれを
狙っておりました。
メインの取り付きだけを見ると浅間山を3倍にした感じ。
サドルと言うくぼ地の部分。
この日は懸念されていた砂埃もありませんでした。
お、次の休憩ポイントが見えた!
チャイを現地ガイドより頂きました。
標高も上がって来たので常に呼吸を意識する必要があります。
マウエンジも見る角度から全然違って見えます。
休憩所から見えている緑の建物がこの日のお宿となる
キボハットです。
ほどなく到着!
こちらが我々が寝泊まりする建屋です。
高度順応の為、70mほど標高をあげて戻って来ました。
ダイニングでお茶と夕食を通しで頂きます。
この日は大みそかですので、年越しそばを
Iさんが用意して下さいました。
現地の容器に中身をぶち込みます。
お湯を入れて蓋をしてしばし待ちます。
麺がほぐれて完成です。
味はいつもの通りでしたが、心意気が良いですね。
寝床は二段ベッドが連なる富士山の山小屋の
ちょっとゆったり版でした。
翌日は早いのであらかたの準備を済ませておきます。
寝る前に念のため、ダイアモックスを半錠飲みました。
利尿作用があるとの事で、短い時間に2度もトイレに起きました。
21:40に起床し朝食を食べ、真っ暗な中ヘッデンを装着し、
22:30に山頂に向け出発しました。
少し行った所でお客のUさんが重度の高山病となり、
現地ガイドに連れられてホロンボハットまで下山されました。
登っているうちに年が明けました。
ハッピーニューイヤーの叫び声があちこちから上がりました。
さらに上った所で、私もなかなかしんどくなってきたため、
メインガイドにザックを持って頂く事になりました。
ハクナクララ!(ねるな!ねたら死ぬぞ!)のほぼ疑似体験でした😅
5:30にギルマンズポイントに到着しました。
最高地点ではありませんが、登頂とみなされます。
もうちょっと広いイメージでしたが、
思いの外こじんまりとしていました。
キリマンジャロ山頂で拝む2020年の初日の出です。
途中でアイゼンをはめて、ステラポイント経由で
ウフルピークに向かいます。
こちらがキリマンジャロ最高地点です。
そこからさらに奥に行った所にその標識があります。
激混み。
暫く順番を待って撮影に成功!
アフリカなのに氷河がありました。
温暖化の影響で溶けて来ているそうです。
高所での長居は体に良くないので、
速やかに下山を開始します。
キボハットまで下って来ました。
ポーターさんはこの緑のズタ袋に荷物を入れて運んでくれます。
言っても標高4700mあるので、この日のうちにさらに
ホロンボハットまで標高を下げました。
お客のUさんはすでに現地で休養を取られていて、
体調はある程度回復されていました。
ホロンボハットでの夕食。
お正月のお雑煮をIさんが用意して下さいました。
標高が高くお湯の沸点が低いため、
お餅がなかなか温まりませんでした。
メインはアフリカカレーでした。
お米も長細い。
みなさん食べられず、私とIさんくらいしか
食べてなかったかもです・・。
メインガイドからノンアルシャンパンの差し入れがありました。
この国にもチップ文化なるめんどくさい風習があるそうです。。。
1月2日の日の出です。
マウエンジ。
キリマンジャロ。
泊まったハットの中ではホロンボが一番良かったです。
この日は一気にモシの町まで下ります。
この日は快晴でキリマンジャロがずっと見えていました。
現地ガイドと片言の英語で家族や仕事の話をしてみました。
森林の中に入って行きます。
初日に行きそびれたクレーターに寄ってみる事になりました。
言われないと分からないですね^^;
橋を渡って、
マンダラハットに戻って来ました。
ランチタイム。
ゆで卵用の塩が欲しかった・・
初日のトイレはスルーして、
マラングゲートに戻って来ました。
ふぅ。
こちらコカ・コーラルートと呼ばれるそうです。
レセプションで手続き中に1本飲みました。
初日にランチをした休憩所です。
ツアー会社の車でモシの町に移動します。
車内ではバナナが振る舞われました。
ツアー会社で翌日のサファリツアーの支払いを済ませて
お土産屋に行きました。
こんな感じで買いました。
ばらまき系は無かったので空港で買いました。
お土産用のキリマンジャロビールを3本買いました。
モシのホテルは前回の所とは変更になったと
当日にアナウンスがありました。
部屋に荷物を置いてレストランに行くと登頂証明書を
頂けました。
ちょっと郊外のこじゃれた感じでした。
今回も一人部屋をお願いしました。
ほぼ1週間ぶりのシャワーです。
途中で停電してしまい、水シャワーでしたが我慢しました。
プールもあったのですが、頭を洗いたすぎて
発狂しそうだったため(笑)パスしました。
夕食は一週間ぶりにビールが飲めました。
別の銘柄も飲みました。
待てど暮らせど料理が出てこず、
すきっ腹にビールでみな酔っぱらってしまいました。
1時間以上待たされて出て来たのがこれ。
アフリカタイムだそうです。
久しぶりのガッツリお肉で美味しかったですけどね🍖
みなさん出来上がっていましたが、
私は飲み足りなかったため、
部屋でお土産のビールを一本空けちゃいました(笑)
最終日は午前中サファリツアーに行って、
午後の飛行機で帰るようになります。
朝食もまたのんびり~と出て来ます。
味はこの旅行で食べた中では一番美味しかったかな♪
トランクに全員の荷物をぶち込んで出発です。
なかなかカッコいい車ですね。
段ボール箱に入ったお弁当です。
ぱおーん。
暫く行くとメルー山(4566m)が見えました。
アリューシャ国立公園のゲートで手続きをします。
まさかのいきなり象さん??
動物でかくね?(笑)
マサイ族ってふしぎ発見でよく出てましたよね。
サンルーフが開きます。
いきなりキリンさんおった。
お、おぅ。
リアルゼブラも。
めっさおるやん。
完全にライオンキング実写版3Dじゃないか(笑)
車内の様子。
🐒。
ボス?
ヤックル。
プンバァ。
キリマンジャロバックに。
キリン近っ!!
子供キリン達。
バッファローの群れ。
シマウマ。
こんな感じで立って見れます。
池のほとりには大量のフラミンゴが。
この後で疲れからか、私含めてMさん以外の客全員が
サファリツアー中に動物を探さずに寝ると言う事態になりました(笑)
池を一周してランチを食べる事に。
ふーん。
ハイパーボリューム。
たいらげましたけど。
一路、キリマンジャロ空港に向かいます。
牛飼いと牛。
空港に到着✈
お疲れさまでしたー。
ヌードルって書いてあったのに無くて牛です。
タンザニアの首都ダルエスサラームで一回降りて、
カタールのドバイまで行きます。
ちょい遅れで乗り継ぎは1時間しかありませんでした。
現役の金持ちってこんなことするんですねー。
機内食は今度はパスタが無くチキン。
ラスト機内食は肉だけカレー🍛
成田で入国後に皆さんとあいさつして解散となりました。
グループラインで後で写真を共有しましょうなんて事にはなっています。
富山の女性二人組が横浜で知り合いに会うとの事だったので、
横浜までYCATで一緒に行きました。
初の海外登山と言う事でしたが、
ほぼほぼやりたい事は全部出来た感があります。
登れなかった方は残念だったと思います。
またチャレンジして頂ければと思います。
一部からキリマンジャロは簡単だと事前情報でありましたが、
私はキリマンジャロが簡単だとは思いませんでした。
限られた日数で登頂を可能とさせる程度の高度順応をさせるのは
人によっては不可能だと思います。
ダイアモックスの効果があったかは正直なところ不明です。
みなさんが腹を下していると現地で言っていて、
私は何ともなかったのですが、帰りの飛行機から
記事を作ってる今にかけて私も腹に来ていて、
なるほどな~と思った次第です^^;
下界の町では蚊がおりますので、
対策をして行くと良いと思いました。
良い旅を!