登頂できずに断念していました。
去年のあの日から日本百名山をさらに20座ほど登頂して
この日に臨むこととなりました。
気象条件的には無雪期一般登山が可能なギリギリのラインとなります。
今回は近々で予定が決まった為、室堂行のアルペン号は取れず、
岩場の凍結の可能性も考えられたので、
登頂確率が幾らか増す早月尾根コースを選択しました。
マイカーで自宅を3時に出発し、8時30分に
富山県の馬場島駐車場に到着しました。
良い所はいっぱいでしたが、止める所が何か所もあり
止められないと言う事はありませんでした。
健脚な方は日帰りで行かれるようですが、
私は一般人なのでテン泊で参ります。
キャンプ場はなかなか良い雰囲気でした。
森林セラピーはまた今度。
石碑1。
石碑2。
試練と憧れ。
早月小屋が既に閉鎖しているのも知っていました。
登り始めるといきなりの急登で早速か・・
とか思っていたら一転、平坦な道が続きました。
ようはあと2000mは登るよ!ってことですよね。。
200m登るごとに標識があり目安となり助かりました。
昨年登った立山です。
1400mを通過。
1600mを通過。
紅葉も終わりですね。
1800mを通過。
2000mを通過。
おたまじゃくし。
小屋が見えて安堵。
いやぁ、ストイックな筋トレでしたわ(笑)
情報通り早月小屋は冬季閉鎖中。
本日はここまで、テン場で幕営しました。
雲海。
トイレは水出ないものの使用可能でした。
今回の食材はこちら。
水場がゼロなので、水2ℓとポカリ2ℓ炭酸他を担いで来ました。
のんびりしているとソロ日帰りの男性が下り途中で、
水を恵んでくれませんか?とテントにいる私に言って来ました。
見ると確かにボトルの水が底を尽きかけていました。
早月小屋から馬場島までは到底持ちそうも無さそうだったので、
私も余裕があるわけでは全くなかったのですが、
あげようとすると、隣でテントを張っていた夫婦があっちに
デポ用の水があると教えてくれたので、一緒に見に行ってみると、
確かに少量の水がありました。
その水がどなたの物かは分かりませんでしたが、
夫婦がお金を置いていけば?と提案すると、
彼はボトル一杯分の水をくみ、1000円を置いて下山して行かれました。
とにかくこのルートの小屋閉鎖時の水分管理は登頂の可否を決定づける
要因になりかねない問題だと言えます。
翌朝は日の出の少し前に出発。
テントは張ったままで、必要最低限の物をアタックザックに詰め込みました。
2400mを通過。
うん、晴れて無風で凍結も無さそう、コンディションは最高!
鎖場登場。
危険個所に足場が打ち込まれていました。
2600mを通過。
チングルマで良いのかな?
急な岩場が続きます。
この辺りで先に出た昨日のテン場にいたご夫婦を抜きました。
鎖場が連続します。
2800mを通過。
通称カニのハサミです。
剱岳がキツいのは当たり前であると言い聞かせていました。
ボルト足場、一本集中。
仙人温泉で良いのかな?
さらに鎖。
いろんな山で得た経験の集大成です。
息も切れていないし、行ける。
別山尾根コースとの分岐に到着。
ここから先は角度が緩やかになります。
登頂しました。
剱のレプリカが置いてありました。
小屋から2時間30分ほどでした。
富山方面。
富士山。
槍。
室堂方面。
山頂にいたのはいずれも洗練された感じの人々でした。
あ、私はぜんぜん違いますけどね(笑)
山頂でおにぎりをぱっくん。
早月小屋まで下って来ました。
荷物をまとめてお暇します。
ほい、お疲れさまでした。
移動時間が2日で14時間程度と言う事で、仮に日帰りとすると
朝3時に馬場島を出て、全く問題が無かったら17時に下山可能と
なるわけですね。
テン泊セット分軽くなって、いくらか時間短縮も出来るか?
まぁ次は普通に別山尾根から来たいなと思いました。
良い旅を!