2018年度の山の日は南アルプスを登山して来ました。
山の日に3年連続登山が出来ると言う恵まれた環境です。
当初は3000m峰6座縦走だ!なんて張り切っていたのですが、
結果半分しか行けなかったため、縦走表記は控えます😢
ルートは下記のようになります。
広河原 - 北岳 - 間ノ岳 - 塩見岳 - 鳥倉
便利な移動手段はとうの昔に売り切れの為、
10日の仕事後に18切符で甲府駅まで移動しました。
0時過ぎに広河原行バスのバス停に到着しました。
初バスが4時35分なので野宿する事にします。
駅前南口のロータリーは地元のけしからん若者や
酔っ払いで終始がやがやしていました。。
駅の北側の2Fの軒の所に登山者と思わしき人々が
大挙して寝ていました。
結局、南口のベンチの所で寝ました。
この手のは久しぶりだったので軽くテンションが上がりました⤴
4時過ぎにバス停に行くと既に20名ほど並んでいました。
列に並びバスに乗り込む頃には80名ほどになっていました。
車両は全員が座れるように増発されていました。
広河原まで片道2050円です。
今回の装備です。
テン泊セットでのフル移動は実に2年ぶりです。
広河原インフォメーションセンターでトイレを済ませて
7時前に出発です。
北沢峠へのマイカー乗り入れは禁止です。
長いつり橋を渡ります。
そういえば4年前の同じ日にここ通ってますね。
前回は右俣から行ったので、
今回はお花畑で行ってみます。
南アルプスの天然水をゲット!
白根御池小屋に到着。
すごい人ですな~。
池のほとりでキャンプも出来ます。
小屋への所要時間が40分に修正されてました。
なるほど、進んだのに時間が増えたら変ですよね(笑)
ガスって来た。
肩の小屋に到着。
ガスガスで山頂から先が未知なので大事を取って
こちら泊まりとします。
4年前はこちらに小屋泊しました。
今回はテン泊です。
バッジを購入。
ちょっと下った所にある所にテントを張りました。
写真に写っている隣のアライテントの方が歴20年の
ベテランさんで、張るのに良い所を確保してくれたり、
今後のルートの特徴など丁寧に教えて下さりました。
もっと交流したい所でしたが、雨が本降りになってしまい、
やむなくテント内に退避しました。
今回の食材はこんな感じです。
ごちそう感はあるものの、缶詰めが結構重いです。
サーモボトルに氷を一杯に入れて来ましたが、
普通に寒くて使いどころが微妙でした。
これも機動力を優先したら不要でした。
そういえば3000m超えでのテン泊は初めてでした✨
朝には止んだものの、夜通し雨が降り続けており、
テントは水を含み重いまま撤収となりました。
6時前に出発。
相変わらずのガスで視界は数メートルと言った所です。
登頂しました。
標高日本第二位(3193m)です。
4年前に同じルートで登った時に途中で怖くて座り込んでいた。
と言っていたのですが、そんな所はありませんでした。。
気づいたら成長してたってやつですかね^^
視界はほぼゼロ。
まぁ前回見たし、別に良し。
ここからが初めて通る道です。
地図には危とあったルートですが、
慎重に行けば何という事は無かったです。
北岳山荘に到着。
肩の小屋より充実していて、
ルートを知っていたら昨日中に来たかった所です。
バッジを購入。
2014年の地図には水表記はありませんでしたが、
2018年では飲料水が無料でありました。
中白根山に到着。
ただの中継点ですが標高3055mあります💦
間ノ岳に登頂しました。
標高日本第三位(3190m)となります。
前回の富士山、今回の北岳、間ノ岳と
日本の標高一位、二位、三位と綺麗に三タテです♪
北岳、間ノ岳、農取岳で白根三山と言うそうです。
三峰岳に到着。
標高2999mて剱かいっ!(笑)
こっからも農取岳に行けます。
熊ノ平小屋に到着しました。
次の宿泊ポイントの塩見小屋までCTで行くと18時
になってしまうので、この日も大事を取ってここ泊まりです。
道中凄い雨で、小屋の方に聞いても明日の朝までずっと雨
との事だったので、テント泊を止めて小屋泊をすることに。
バッジを買いました。
メインの所で買えないのが嫌なので先行して買ってます。
ちょっと下った所にある水場です。
タオルで体をふいて気持ち綺麗になりました。
入りが早かったので隅の良いスペースでした。
しばらくして隣に男性の方が来て、
時間もあったので普通に交流出来ました。
名古屋在住、歴10年の方で半日で鳥倉からここまで来られたそうで、
明日中に千丈ヶ岳経由で北沢峠に下山とのこと。
相当な健脚な方と思い聞くと大キレット、ジャンダルム何のその、
100kmマラソンを趣味でされているような方でした。
17時まで隣の方とお話しし、一緒に小屋の夕食も食べました。
その後も一緒に酒を飲んで山話に花を咲かせました。
うん。
昨日の肩の小屋で隣だった男性とも嬉しい再会をし、
山行は芳しくないけど対人関係は恵まれたなと思いました。
熊ノ平小屋の情報から次の塩見小屋は要予約で、
予約がない場合はテント泊だろうと非情に追い出されると
聞かされていたため、次の山伏峠まで行かなければならず、
日の出前に出発しました。
単なる中継点の塩見小屋までCT7時間です💦
キツイ登りを超えると塩見岳本体が姿を現しました。
富士山も見えました。
さすが、名山ひしめく南アで百名山の一角に
挙げられるだけの圧倒的な風格がありますね。
間ノ岳方面です。
天敵の少なそうなのろいトカゲがいました。
地図、現地共にキャンプ禁止とありましたが、
理由がいまいち不明。一見では全然できます。
塩見岳取り付きです。
急ですが滑落注意すれば難しくはないです。
富士山が見えたのはこの2度のみです。
一か所、途中でルートを誤り、
少し後ろを歩いていたソロお姉さんに指摘して頂きました。
視界不良で完全にソロだったらと思うとゾッとします。
塩見岳東峰に登頂しました。
こちらもガスガスでただただ証拠写真を撮影です。
凄い急斜に見えるけどここを登って来たんだよね。
すぐ先に塩見岳西峰が見えます。
標高的には東峰の方が高いのですが、
西峰の方が広々としていてのんびりするには良いです。
遠くの視界は無しです。
再び地図で危マーク地帯の下りです。
着実に慎重に行けば怖いと言う感情も抱きませんでした。
下から見上げるとまた急だな~。
小屋が視界に入りました。
塩見小屋に到着。
水を1ℓ購入しました。
炭酸は売り切れとの事でした。
この辺りから豪雨に見舞われました。
すぐ止むよみたいな助言を受けレインを着ずにいたのですが、
そのレベルをあっさり突破し着用しました。
本谷山に到着しました。
少し前で雨は止んでいて、また別の方が
レインなんか暑いから脱いじまえ!と言われ、
脱ぐもしばらくするとまた豪雨となり、着用しました。
先ほどルート誤りを指摘して下さった女性と、
私から少し後に来た男性とも少し会話をしました。
ここからは豪雨に加え雷が至近距離で鳴り続け、
生きた心地がしませんでした⚡⚡⚡
小屋に着いた時の安堵感は半端なかったです(笑)
昔は峠って高くて怖いイメージでしたが、
今となっては峠まで下れば安心っていう逆転現象です。
雨が降ったり止んだりでしたが、
昨日小屋泊まりでしたので今日は少し頑張ろうと
テント泊にしました。
水場まで往復25分と遠っ!!と思いましたが、
やむなくくみに行きました。
テントに戻るとまた強い雨が降ったり止んだりを
繰り返しました。
夕食はこんな感じにするかな。
家族から持たされた高級グミです(笑)
雨なのでテントの前室で調理します。
親子丼と鶏肉入りラーメンです。
栄養素は偏ってますが、致し方ないのかな?
朝食は基本フルグラをつまむ程度です。
朝に雨は止んでいましたが、相変わらずテントは
ずぶ濡れで浸水も激しかったです。
その中でサーマレストのマットは浸水性が低いかつ
復旧が早くその有能性を再認識しました。
前日の夕食前に決定していましたが、
翌日以降も午後は雷雨とあり、
今回の山行は鳥倉口で下山としました。
9時10分に列車駅行のバスがあるのでそれに乗るか。
湿った丸太は滑り易かったです。
朝は晴れてるんですよね~。
仏の清水が現れました。
ちょっと早すぎたか・・
この木々のように真っ直ぐでありたいな(笑)
お疲れさまでした。
バス停に下ると見知った顔が複数名いました。
その中で昨日の本谷山からの雷雨で一緒だった男性とバスの
待ち時間に話していました。
その方(Aさん)は何とセブンサミットに挑戦中で、
エベレストと南極のヴィンソンマシフ以外は登頂済みと言う、
私からするとはぐれメタルとの遭遇でした(笑)
バスは伊那大島駅で下車しました。
Aさんは長野出身で現在は名古屋在住、
光岳に登るか検討中で、百名山は82座ほどとのことでした。
新宿行きのバスが飯田から出ると教えて頂き、
タクシーを探すと言うAさんと飯田駅で一緒に
食事をする事にしました。
下界の暑さが身に沁みます💦
駅前の台湾料理店で食事をしました。
4日ぶりの下界の普通の食事に感動しました。
駅で予約した新宿行の14時のバスまでまだ時間があったので
喫茶店で一緒にアイスコーヒーを飲みました。
左がAさんです。
お菓子メーカーで営業をされているとの事。
海外登山の実体験の話と国内での幅広い人脈に
刺激を受けました。
Uターンラッシュで新宿まで渋滞で2時間遅れでしたが、
ネット使い放題プランなので動画を見ているうちに
到着しました。
一番思ったのはテン泊セットの重量により移動スピードが
落ちると言う事ですね。
当たり前の話なのですが、それがネックになったのは初めてでした。
別ルートで入山していた山友と荒川岳あたりで合流と言う話も
ありましたが頓挫してしまいました。。
ただこのペース、ルートで行かなければ今回の3名の山の先輩達と
出会う事も無かったわけで、、もやもやした何かが残りました。
あとは雷になった時に移動した方が良いのか?
とどまった方が良いのか?分からず、登山道を移動し続けました。
そもそも雷雲がどちら方向に進んでいるのか?はたまた
同じ個所で発生しているのか?すら分かりませんでした。。
その後ネットで見ましたが、あの環境ではリスクを少し減らす程度で
こうしたらあたらないと言う方法は無く、運要素によると思いました。
夏山では13時前に移動を終えるのが雷に当たらない
有効な手段かなと思います。
良い旅を!