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2016/11/23

甲武信ヶ岳一人登山 2016年11月20日

甲武信ヶ岳は名を甲斐、武蔵、信濃の国境から取ってあり、
今で言う山梨、埼玉、長野の県境に位置します。

今回は日曜日に日帰りでちょこっと行ってこようって感じでした。


地元の始発列車で出かけ塩山駅へ。
朝もやがすごい!


一便のバスを40分待ち西沢渓谷へ。


9時30分着でこちらの終バスが15時40分と、
6時間10分以内に戻ってこないとバスが無くなってしまいます。

山頂ピストンのコースタイムが往復で10時間20分とあり、
4時間10分巻かないとダメと言う、ちょこっと日帰りにしてはハード(笑)


さて、標高差1356m参りますか。


徳ちゃん新道を延々と登って新道分岐に到着。


この辺りから残雪がちらほら。
チェーンスパイク持参でしたが、はめるには至らず。


破風山との分岐に到着。


木賊山の標識が割れてました。


甲武信小屋は無人君でした。


バッチを500円で購入。
支払いは箱に入れる・・と言うか、詳しくは述べませんが、
こんな商売が成り立つのは日本のみでしょうね(笑)


雪化粧した富士山。
ちょうどこの日の午前中に2名が9合目で滑落死されたそうで、
そんな最中とはつゆ知らず、ただ綺麗だなぁ・・・と感じていました。


4時間20分で登頂出来ました。
と言う事は、1時間50分で下山しないと西沢渓谷の最終バスに
乗れない計算になります。

登りで1時間50分巻けたのですが、下りで2時間20分巻く必要があり、
焦ってアイスバーンで滑落なんてナンセンスだと思い、
のんびりと千曲川源流コースで縦走するルートに変更しました。



快晴とまでは行かないもののなかなかの眺望です。

山頂で話した都内からお越しのソロお姉さんは、
塩山駅で乗り合いタクシーに乗って一便バスより1時間早く
西沢渓谷からスタート出来たそうです。

この方は甲武信小屋泊まりで月曜は有給を取ったそうで、
月曜は当然のように朝から仕事の私は下山せざるを得ません;;


国師ヶ岳との分岐。


千曲川のちの信濃川の水源だそうです。



美味い!
コップが汚いのはご愛敬(笑)



今回はいきなり水源でしたが、海からスタートなんてのも楽しそうですね^^


なめんなよ。


あ、そういえば靴を新調しました。
モンベルアルパインクルーザー2500です。


趣のある神社。


毛木平駐車場まで降りて来ました。

日が沈む前に登山道は終えておきたかったのでギリセーフ。
あとは林道とアスファルト道路のみです。

結局、山頂からこの先のバス停まで誰一人、車一台ともすれ違いませんでした。
日も沈み三方は山の黒い壁、道路の照明も無くあるのはハンドライト一本。
孤独を通り越した超孤独な感じでした。。
でも死ぬときはもっと怖いんだろうなぁ、などと考えていました。


梓山バス停へ到着。


17時40分の信濃川上駅行のバスに間に合いました。
次の19時10分が最終です。

本当にバス来るのか?と思うくらい暗かったのですが、
時間通りに来てくれました。


無駄に生還した感がありました(笑)


小淵沢へ出てスーパーあずさでその日のうちに自宅へ帰れました。

今回タイムが伸び悩んだのはスタート直前に朝食を必要以上に食べた、
新調した靴の調整で何度も足を止めた、雪道で足を取られた。
などが挙げられますが、単純に身体能力の不足とも言えそうです。

良い旅を!