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2018/09/12

前穂高岳一人登山 2018年9月8-9日

前穂高岳は10うん年前の富士山に登った翌週に
本格登山も行けんじゃね?と言うノリで一人で突っ込んで行って、
岳沢小屋から重太郎新道に至るどこかで
登山道を完全にロストして、これ以上は怖くて登れない・・
と言う所まで行き断念して下山しました。
その時に、前穂高岳は素人には無理だ・・・
と言う強い思い込みを持ったまま、10うん年が経過しました。

総合身体力は当時の3割引きとなり💦
このブログ程度の経験を積んだ所で通過点として、
再び相見える結果となりました。


金曜の仕事の後に東京の竹橋から毎日アルペン号で
上高地まで移動しました。


上高地に到着するも本降りの雨でテンションダダ下がり。。
はぁ。


1時間近くバス停の軒下で様子を伺うも風雨は
さらに悪化。


河童橋の水も濁流です。


岳沢との分岐を通過。


誰ともすれ違わず、岳沢小屋は予約必須とあり、
念のため電話をしようとするも電波はゼロで繋がらず。


天然のクーラーと言う事でそばに行ってみるも
そもそも暑くは無かったのでちょっと出てるの?
くらいで微妙でした。


岳沢トレイルと言う名称で小屋まで10から順番に
10箇所にこのような標識が見受けられました。


岳沢小屋前の渡渉です。
沢登りの経験も無く、慎重にルートを選びました。
これは普通に流されるレベルでしたので。。



あまり伝わらないかもですが、
5割方引き返そうと思っていました(;´Д`)


岳沢小屋に到着。


普通はもうちょっとで登頂と思う所ですが、
個人的にはここがスタート地点でした。


木の案内がほっこりさせます。


天狗のコルって破線のやばいルートか。。


あれかしら?


道なりに行くと前回登った時には見つけられなかった
第一の梯子にたどり着きました。

ここで確信したのですが、
前回、岳沢小屋のキャンプ場の途中で右に曲がる所を、
直進してしまい、ロストしてしまったようです。

この時点で、今回の山行は終了しても良いと思える位の
達成感がありました(笑)


木の梯子。


一方通行です。
すれ違うような人も皆無(笑)


鉄梯子です。


鎖です。


ゆるやかな斜面に木の足場がありました。


雷鳥広場に到着しました。
しまった、カモシカの立場、岳沢パノラマを
スルーしてしまった(笑)


この辺りから尋常でない暴風雨に見舞われ続けました。


紀美子平に到着。
エマージェンシー用と思われる銀マットが
置いてあり、こりゃ有事にはいるわと、納得しました。


荷物をデポしてヘルメットを着け山頂に向かいます。


登頂しました。
登れば上るほど暴風雨は強まって行きました。。



嬉しさと、一刻も早く高度を下げたい気持ちが
錯綜していました。


手持ち用の看板が転がっていたので再撮影。


山頂の奥に行くと人工的な石がありました。
暴風雨で何だったのか?確認できず。


紀美子平に戻って来ました。
ここから奥穂高岳へ延びる通称、吊り尾根へ向かいます。


風雨は最高潮に達しました。
もし地獄があるとしたら、そのうちの一つは
こんな所なんだろうな・・・と、思いました。


吊り尾根の中の鞍部かな?


何の?


南陵の頭に到着。
地図上でもうちょいと知り、持ち直す。


お-、見覚えのある地形だ!!



ここでも、一秒でも早く標高を下げたいと感じました。


西ホ方面。
ジャンダルムも視界不良で見えず。


穂高岳山荘に下ります。


ハシゴも水気を帯びて滑りました。
悪天時はそもそも登らないのが吉です(笑)


幾つかプランはありましたが、
この環境下でここまで来れれば御の字です。




飛び込みで部屋取れました。


前穂のバッジを購入。


持参した特茶風ウィスキーとサワーと言ったら
これ一択のサワーです。


一泊二食で頼みました。
サバとか渋いですね🐟

日本語不可の欧州のカップルと、部屋が一緒の大学院生と
社会人の男性2二人組と私の5名で良く分からない
クロストークが繰り広げられました(笑)


書籍は興味深い物だらけで、
仮にここで缶詰でも全然いける!と思いました(笑)


朝食も山小屋の中ではかなり良い部類です。


ほうば焼みそ。
飛騨牛はさすがに入ってないか🐄


天候は急に良くなることは無いとの事で、
いの一番に出発しました。
最寄りの涸沢岳だけ登って涸沢に下山します。


sakuっと涸沢岳に登頂しました。
これで今回は3000m峰3座登頂となりました。


北穂高方面。


下って来たザイテングラートを振り返る。


涸沢小屋でトイレを拝借。

さらに下って涸沢カールへ。



この時、テントはゼロ張り。


コンパネも山積みに。


閉まってます。


涸沢ヒュッテも癒し系です。


パノラマコースは蜂による襲撃により通行止めでした。


楽過ぎて眠いです💤


頑張れば下も行けるレベルですね。


横尾に到着。


大橋のたもとでテン泊したっけ。


徳沢に到着。


このくらいの密度が望ましいですね🎪


一部崩落により迂回を強いられました。



明神館に到着。


明神岳さん、乙です。


時間があったので穂高岳神社に初めて行ってみました。
ものすごい人で今までとのギャップに少し戸惑いました💦

明神池を近くで見るのにお金を払う必要があるそうで、
俗世界に戻って来た事を実感できました(笑)


初めてとなる梓川の北側ルートで進み、
岳沢との分岐に戻って来ました。

あとはのんびりと上高地をぶらつきました。


ビジターセンターの掲示です。
そう言えば意識したこと無かったですが、
上高地から前穂から奥穂は見えるんですね。


以前も買ったアルピコ交通のお店の野沢菜おやきを食べました。


お馴染みのピッケルと言う商店で
酒とチーズケーキを買いました。


今回は復路もアルペン号を利用しました。
このバスターミナルはアルピコさんが牛耳ってるようで、
毎日アルペン号はツアーバス並びの一角に止まっていました。

事前情報ではビジターセンターに集合と書いてあって、
待てど暮らせど前にバスは来ず、センターの方に聞いても分からず、
時間過ぎになぜかアルピコさんの係りの方が私に声をかけて来て、
初めて乗り場が分かる始末でした。。
新宿へは週末の上り渋滞で2時間遅れで到着しました。


今回、10うん年ぶりに一つのトラウマを払拭出来ました。
一度でサクッと登っていたらこんなに思い入れのある山にも
ならなかったかと思うと不思議なものです。
全部が全部簡単に登れちゃってもつまんないですしね🎶

良い旅を!



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